マストドンの話
マストドンに登録したのは8月中旬である。
当時ツイッター運営による凍結祭りがあり、マストドンがツイッターのトレンド入りしたのをよく覚えている。
私自身は凍結されなかったものの、以前から居心地の悪さを感じていたので便乗して移住したというわけだ。
まあ、自らフォローしてTL(タイムライン)を作ったのでそれで居心地の悪さを感じても自業自得ではある。そこは素直に認める。
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一応、マストドンについて説明しておこう。
インスタンスと呼ばれるサーバーのようなものがあり、大抵のユーザーは複数のインスタンスに登録する。
オールジャンルのmstdn.jpもあるが、ほとんどが一つのジャンルについてトゥート(投稿)するものであり、発言したい内容に合わせてインスタンスを変えるというわけだ。
さらにフォロワーのトゥートだけが見れるHTL(ホームタイムライン)、そのインスタンスのユーザー全てのトゥートが見れるLTL(ローカルタイムライン)が存在する。
登録したばかりで誰をフォローするか分からない時にLTLを見て気の合いそうなユーザーを探すこともできるし、
フォローしなくてもLTLで交流することは可能なので、軽い気持ちでトゥートすることができる。
またトゥート単位で公開範囲も決められる。
公開:LTLに表示される。全ユーザーが見れる。
非収載:LTLに表示されない。ユーザーページに飛べば全ユーザーが見れる。
非公開:フォロワーのみ見れる。非公開のトゥートにメンション(返信)してもそれが適用される。
ダイレクト:ダイレクトメッセージ。ツイッターと違ってトゥート画面で切り替えができる。自然な流れで個人間のやり取りができる。
こんなものだろうか。
LTLの雰囲気で居心地の良さが左右されるのでインスタンス選びを慎重にするか、
フォローを厳選して居心地の良いHTLを作るのが無難だろう。
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私は主にmstdn.jpにいるのだが、ツイッターから移住して本当に良かったと思っている。
そこでツイッターからマストドンに移住して良かったと思う点をまとめてみた。
これが本題である。
・トゥート単位で公開範囲が決められる
さきほども説明したが、これがツイッターとは差別化できる点だと思う。
ツイッターだとアカウントに鍵(フォロワーのみ公開)をかけることになるので、
多くの人に発信したい時には別の公開アカウントを使うか、鍵を外すしかない。
ぶっちゃけ面倒である。
そんなずぼら人間には状況に合わせて公開範囲を変えられるのはありがたい。
他にも文章や画像の注意喚起機能(CWやNSFW)があり、クリックすると全容が見れるようになっている。
ツイッターより小回りがきいていつも助かっている。
・毎日ちがう話題で盛り上がれる
これは私の自業自得だが、ツイッターではとりあえず同じ趣味の人ばかりフォローしていたので、毎日同じような話題でマンネリぎみだった。
さらに共通フォロワーが多くなると特定のユーザーのヨイショまで見るはめになる。くそくらえである。
マストドンではその時の気分に合わせてインスタンスやTLを変えることができるので、私のようなお馬鹿さんでなかったとしてもマンネリが少ないのではないだろうか。
・フォロワー間のつながりがゆるい
これも個人差があるだろうが、空中リプ(@マークをつけずに投稿すること)が基本なので個別の対応に追われることがない。
マストドンの場合は空中メンかもしれないが、空を飛んでいる男性を想像してしまうので空中リプでいこう。
個別の対応に追われないということは、深い話に発展しにくいということである。
あまりプライベートのことを詮索されずに気楽にトゥートできて助かっている。
もちろんたまにメンションで話すのも楽しいので、これを読んでいるフォロワーには今まで通りでいてほしい。
以上になる。
あくまで私の感想なので全ての人に当てはまるわけではないこと、ツイッターにも良さはあるということをご理解いただけるとありがたい。
自分に合うSNSを見つけられればそれでいいと思う。